【ロサンゼルス6日】ロサンゼルス郡公衆衛生局は6日、南カリフォルニア大学(USC)の学生と、ウェスト・アフリカから帰国したばかりの郡在住者が、新型コロナの変異株「オミクロン株」にそれぞれ感染していたと発表した。ロサンゼルス郡内でのオミクロン株への感染確認は3例となった。
USCの学生は、感謝祭の休暇中に東海岸へ旅をしており、大学内の定期検査で感染が判明した。ワクチン接種は完了していた。現在は自主隔離中で、症状は軽いという。この学生はクラスや校内での活動に出席しておらず、校内の濃厚接触者にはコロナ検査を実施したという。
ウェスト・アフリカから帰国したもう一人の感染者も現在、自主隔離中。ワクチン接種を完了しており、軽症で、濃厚接触者もすべてワクチン接種を完了しており、コロナ検査の結果は陰性だった。
ロサンゼルス郡公衆衛生局のバーバラ・フェラー局長は、郡内のオミクロン株感染例が旅行時の安全対策の重大さを強調していると指摘。搭乗前の陰性テストやマスク着用、体調が悪い時には旅行をしない、などの対策を徹底するよう求めた。
同局は住民に対し、ホリデーシーズンまでにワクチンとブースターを接種するようアドバイスしており、旅行者はコロナ検査を受け、旅行の同伴者がすべてワクチン接種を完了するまでは旅の延期も考慮するべきとした。