「Netflix」が「Warner Bros」を827億ドルで買収へ(12/5)

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【ロサンゼルス5日】「Netflix」は5日、「Warner Bros」を827億ドルで買収すると発表した。これにより、世界最大のストリーミングサービスと「カサブランカ」や「ハリー・ポッター」シリーズなどの名作を生み出した老舗スタジオが統合される。
 「Netflix」の声明によると、この取引は「Warner Bros Discovery」がテレビネットワーク部門「Discovery Global」を分離した後、2026年第3四半期に完了する見込み。
 「Netflix」はワーナー・ブラザース株を1株あたり27.75ドルで買収し、株式価値は720億ドル、企業価値総額は827億ドルとなるとしている。取引は12~18カ月以内に完了する見込みだと「Netflix」は述べた。
 この合意は、Warnerの親会社である「Warner Bros Discovery」が6月に、CNNやTNTスポーツなどのケーブルネットワーク事業と、HBO MaxやWarner Bros Televisionを含むストリーミング・スタジオ事業を分離する計画を発表した後に成立した。
 「Warner Bros Discovery」は10月、同社全体または一部を直接買収する意向を示す企業が現れたと発表。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、「Paramount Skydance」(CBSニュースの親会社)や「Comcast Corp」を含むメディア・エンターテインメント企業が、「Warner Bros」の買収交渉を進めていると報じていた。
 メディア報道によると、「Paramount Skydance」はCNNやディスカバリーなどのケーブル資産を含むWarner Bros全体の買収に関心を示していた。

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