エル・セグンドのシェブロン製油所で大規模な火災発生 けが人なし、鎮火へ(10/3)

【エル・セグンド3日】エル・セグンドのシェブロン製油所で2日夜、爆発を伴う大規模な火災が発生した。午後9時半頃から消防隊による消火活動が続けられ、一夜明けて鎮火に向かっている。周辺住民への避難命令などは出ておらず、けが人の報告はない。

  この製油所は西海岸で最大規模で、敷地内には複数の製油タンクがある。近隣住民は、爆発時、小規模な地震のような揺れを感じて家全体が揺れたと回顧した。

 エル・セグンド市当局によると、出火場所は製油所の東南の角。シェブロンの広報官によると、火の手は敷地内にとどまり、敷地内で勤務していた労働者ら全員の安全が確認されている。

 この火災で、エル・セグンドの西南約2マイルに位置するマンハッタンビーチの一部に建物内にとどまるよう求める”shelter-in-place”命令が出されたが、3日午前1時過ぎに解除された。

 火災発生後にパシフィック・コースト・ハイウェイの一部が通行止めとなったが、3日朝に再開した。

 3日朝の時点で、周辺地域のほとんどで空気質は”グッド”を示し良好だが、エル・セグンドの東の一部地域で空気質が悪化したとの表示が出た。空気質は今後変化する可能性があり、当局は、近隣住民に対し、煙臭さなどを感じたら家の窓や扉を閉めるようアドバイスした。

 製油所から約3マイルの距離にはロサンゼルス国際空港があるが、ロサンゼルス市長は、現時点で空港への影響は報告されていない、とXに書いた。

 エル・セグンドのシェブロン製油所は1911年に建設され、毎日27万6,000バレルの原油の精製プロセスを行なっている。

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