ロサンゼルス郡職員、アジア系同僚に対する憎悪犯罪容疑で起訴される(9/10)

【ロサンゼルス9日】ロサンゼルス郡の職員が、過去2週間で3回にわたり郡政府のダウンタウン本部へ不法侵入し、アジア系の同僚の机に殺害予告を置いたとして、憎悪犯罪の重罪で起訴された。

 地方検察局によると、バヴィン・パテル容疑者(42)は刑事脅迫罪、住居侵入罪、公民権侵害罪で起訴された。起訴内容通り有罪となれば、パテル容疑者は最大13年の懲役刑に直面する可能性がある。

 郡弁護士事務所に勤務していたパテル容疑者は、8月25日、26日、9月4日の3回にわたり、ケニス・ハーン行政庁舎に侵入し、「用意した脅迫状」をこの同僚の机や近くの仕切りブースにまき散らした。地方検事局の声明によれば、これは「被害者に恐怖を植え付ける目的」で行われたとされる。

 郡当局は被害者の氏名を公表していない。

 郡弁護士ダウィン・ハリソン氏は声明で、事務所が直ちにシェリフ局に連絡を取ったと述べた。

 郡弁護士事務所は郡の内部弁護士で構成され、郡の数十の部署に法的助言を提供している。パテル容疑者の職務内容は明示されなかったが、州弁護士会登録簿によればパテル容疑者は弁護士資格を有していなかった。

 郡の人権委員会報告書によると、昨年、同郡では地域全体で過去最多のヘイトクライムが報告された。2022年に減少した反アジア系犯罪は2023年に増加し、80人が標的となっており、これは記録上2番目に多い数値。2021年には247件の反アジア系ヘイトクライムが報告された

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