薬が効きにくい“感染性下痢”が拡大 ロサンゼルスでも確認、シゲラ菌に注意(4/17)

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【ロサンゼルス17日】アメリカで、下痢を引き起こす細菌「シゲラ(Shigella)」の感染が広がり、抗生物質が効きにくいタイプ(薬剤耐性)が増加しているとして、当局が注意を呼びかけている。

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シゲラ菌は腸に感染し、下痢(血便を伴うことも)、発熱、腹痛などの症状を引き起こす。通常は自然に回復することも多いが、重症化するケースもあり、特に子どもや免疫力の低い人は注意が必要である。

問題となっているのは、こうした感染の中でも一般的な抗生物質が効かない「薬剤耐性株」が増えている点で、治療が難しくなるケースも報告されている。

ロサンゼルス周辺でも感染増加

ロサンゼルス郡では、すでに薬剤耐性シゲラの感染増加が確認されており、保健当局が警戒を強めている。

さらに、ロサンゼルスでは従来よりも強い耐性を持つ新たな菌株も確認されており、専門家からは「非常に警戒すべき状況」との指摘も出ている。

感染はこれまで海外由来が多いとされていたが、現在はロサンゼルスを含む国内での感染が中心となっている点も特徴である。

感染経路と注意点

シゲラ菌は非常に感染力が強く、主に以下で広がる:

  • 汚染された食品や水
  • 手指や接触を通じた感染
  • 性的接触
  • 衛生環境が不十分な場所

特に、

  • 子ども
  • 集団生活をしている人
  • ホームレス状態にある人
    などでは感染が広がりやすいとされている。

日常生活で気をつけたいポイント

感染予防の基本はシンプルだが重要:

  • トイレ後・食事前の手洗いを徹底
  • 体調不良時は調理を避ける
  • 水遊びやプールで水を飲まない
  • 症状がある場合は人との接触を控える

今回のシゲラ感染の拡大は、「よくある下痢でも油断できない時代」になっていることを示している。特にロサンゼルス周辺ではすでに感染増加が確認されており、症状が続く場合は早めの受診が重要である。

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