ロサンゼルス動物園の入園料が来月から値上げ 市の予算危機が影響(7/1)

【ロサンゼルス28日】来月からロサンゼルス動物園の入園料が値上げされることになった2歳から12歳までの子供料金は22ドル、13歳以上の大人料金は27ドル、62歳以上のシニア料金は24ドルとなる。
 この決定は、2025-26会計年度の市の予算危機を抑制することを目的とした、140億ドルの支出計画を市側が承認した数ヶ月後に下された。

 カレン・バス市長の当初予算案では、動物園の従業員の約19に当たる53のポジションの削減と、パートタイムスタッフに充てる50万ドルの賃金の一時的な削減が求められていた。同園のデニス・ベレット園長兼最高経営責任者は、議会の予算・財務・革新委員会に宛てた書簡の中で、これらの削減は従業員の重労働を招き、来園者の体験に悪影響を及ぼすと述べた。

 チケット価格の値上げが実施されるのは今回が初めてではなく、2012年には2ドルの値上げが実施された。当時サンディエゴ動物園のチケットは大人140ドルで、現在のサンディエゴ動物園の大人1日券は76ドル。これに比べるとロサンゼルス動物園の入場料は安価だと捉える一般人もおり、「動物園は予算削減に苦しんでいるが、収益を上げる唯一の方法は値上げだろう」とコメントするReddit投稿者もいる。

 

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