Albertsons、Krogerとの246億ドル合併を断念 契約違反で提訴(12/12)

【ロサンゼルス11日】スーパー大手「Albertsons」が11日、「Kroger」との246億ドルの合併を中止し、契約違反でこのライバルである食料品チェーンを訴えた。

 「Albertsons」CEOのビベック・サンカラン氏は声明の中で、「最近、連邦裁判所と州裁判所が Kroger社との合併計画を阻止する判決を下したことから、我々は合併契約を解消するという難しい決断を下した」と述べ、この裁判所の決定に深く失望していると話した。

 オハイオ州シンシナティに本社を置くKroger社は、35州とコロンビア特別区でハリス・ティータ、マリアーノ、ラルフス、スミスのチェーン店を含む2750店舗を運営している。アイダホ州ボイシに本社を置く「Albertsons」は、ジュエル・オスコ、セーフウェイ、ショーズなどのブランドを含め、34州で約2,300店舗を運営しており、両社合わせて約70万人を雇用している。

 11日に発表された別の声明で、「Albertsons」は故意の契約違反と誠実かつ公正な取引に関する契約違反でKroger社を提訴すると述べた。

 両社は、合併すればウォルマート、コストコ、アマゾンといった大手小売業者との競争に打ち勝つことができると主張していた。

 しかし10日、オレゴン州の裁判所は、提案された統合は食料品業界の競争を害するとの判決を下し、取引が独占禁止法に違反すると主張していた連邦取引委員会を支持した。

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