死を偽造しニセの身分で贅沢暮らし続けていたメキシコの麻薬組織幹部、リバーサイド郡で逮捕(11/22)

【リバーサイド郡21日】自らの死を偽造しニセの身分を名乗って贅沢な暮らしを続けていたメキシコの麻薬組織の幹部がこのほどリバーサイド郡で逮捕され、麻薬密売の罪で起訴された。米司法省が21日に発表した。

 逮捕されたのはクリスティアン・フェルナンド・グティエレス・オチョア被告。司法省によると、オチョア被告は莫大な量のメタンフェタミンとコカインの米国への輸入を指示し、カルテルの犯罪活動を助けるために複数の暴力事件に関与したとされる。

 裁判資料によると、オチョア被告は2014年にハリスコ・カルテルのために働き始め、メキシコから米国へ4万キログラムのメタンフェタミンと2000キログラムのコカインの出荷をコーディネートした。2021年には、メキシコ当局に逮捕されたオセゲラ・セルバンテス被告の妻の釈放を取り付けようとして、メキシコ海軍のメンバー2人を誘拐したとされる。

 ハリスコ・カルテルの創設者であるオセゲラ・セルバンテス被告は米国でも起訴されており、国務省はセルバンテス被告の逮捕に対して1,000万ドルの報奨金を提示している。

 ハリスコ・カルテルは、何百万回分もの致死量のフェンタニルを製造し、ザナックス、パーコセット、オキシコドンに見せかけて米国に密輸していることでよく知られている。このような薬は、米国で年間約7万人の過剰摂取による死亡者を出している。

 

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