【ロサンゼルス17日】サンゲーブルバレー周辺に生息する野生のオウムが何者かに撃たれる事件が相次ぎ報告されており、動物愛護者らが地元警察に何らかの対策を取るよう求めている。
報告によると、ここ数週間で、オウム十数羽が射殺されたり怪我を負ったりしているとのことで、射殺された鳥のなかには体の一部に穴が開いたり、羽が折れたりしたものもいるという。撃たれて落下した後に車にひかれたオウムもいた。
負傷した鳥たちのリハビリに取り組んでいる一人で非営利の野生動物レスキュー・リハビリセンター「Cleo’s Critters」を運営するクレオ・ワッツさんによると、最新では17日にテンプルシティーで怪我をしたオウムが保護された。
ワッツさんらは、これらオウムへの発砲事件について、警察とパサデナ動物愛護協会に報告しており、重傷を負ったオウムはサンディエゴの「SoCal Parrot Rescue」に移送。回復したオウムは野生に戻されるという。
この地域の空で見られるオウムの群れは有名だが、もともとはペットショップが火事になり売り物だったオウムが逃げて、自然界で繁殖し始めたとの説がある。