サンフェルナンドバレー拠点の白人至上主義ストリート・ギャング68人を起訴 FBIが発表(10/2)

【ロサンゼルス2日】米連邦大陪審は2日、刑務所内のメキシカン・マフィアと同盟関係を維持し犯罪を犯した罪などで、サンフェルナンドバレー拠点の白人至上主義のストリート・ギャングら68人を起訴した。

 FBI当局者らが2日、ロサンゼルス・ダウンタウンで発表した内容によると、この捜査に関連して42人が逮捕され、13人が拘留中。

 カリフォルニア州中部地区連邦検事局の声明によると、白人至上主義ギャングであるサンフェルナンドバレーのペッカーウッズ・ファミリーが、カリフォルニア州の刑務所を拠点とする白人至上主義ギャングであるアーリアン・ブラザーフッド受刑者から命令を受けることもあり、カリフォルニア州のラテン系ストリートギャングを刑務所から支配するメキシカン・マフィアのギャングと同盟関係を維持していた。

 ペッカーウッズ・ファミリーは、長年にわたる恐喝行為、広範な麻薬取引、違法銃器所持、コロナ禍のローン詐欺などの容疑で告発されている。2日に公となった起訴状には、数十ポンドのフェンタニル、ヘロイン、メスの押収と数丁の違法銃器所持の詳細が記されている。

 起訴状に記載された罪状の一部には、不正影響組織法(RICO)違反の共謀、銀行詐欺、規制薬物頒布や銀行詐欺の共謀、規制薬物頒布、加重個人情報窃盗、重罪犯による銃器・弾薬の不法所持、麻薬密売犯罪を助長するための銃器所持などが含まれている。 

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