【ロサンゼルス18日】南カリフォルニアの3カ所で大規模な山火事が起きている中、カルフォルニア州消防当局は18日、火災地の上空でのドローンの飛行を中止するよう一般市民に向けて公式に要請した。
ドローンの飛行が消火活動に大きな支障をきたすためで、カルフォルニア州消防局のダグ・ロス航空担当官は「ドローンが1機発見されるたびに、場所の特定や空気質の確認のために少なくとも約1時間はヘリコプターの作業が止まる」と訴えた。
3カ所での山火事では、10万エーカー以上の土地と100軒以上の家屋が焼ける被害が出ている。
ロス航空担当官によると、サンバナディーノ山脈で発生し、これまでに3万9,000エーカーを焼き尽くした「Line Fire」では、上空にドローンを飛ばす人がいるため、これまでに何度か消火活動用の飛行機を着陸させなければならなかったという。
なお、この「Line Fire」を引き起こした容疑で10日に逮捕されたジャスティン・ウェイン・ハルステンバーグ容疑者(34)は17日、9つの容疑に対して無罪を主張した。