【ロサンゼルス25日】ロサンゼルス界隈で売り出し中の空き家で、所有者と不動産業者が知らない中で大規模なハウスパーティーが開かれる事件が相次ぎ報告されており、このような行為は不法占拠や不法侵入になるとして、不動産業者が注意が呼び掛けている。
このほど違法なパーティー会場になったウェストLAの空き家について、近所の住民によると、パーティーは良く準備された上で開催され、後にVenmoのQRコードが書かれたチラシが自宅で見つかったという。門の脇では誰かが参加費を集めていたようで、群衆はどんどん大きくなっていったという。
この家の不動産業者によると、パーティーの主催者たちは窓から侵入したようで、大きな被害はなかったものの、家の中は缶ビール、瓶、タバコ、食べ物などで荒らされ、家具や枕が投げ捨てられていた。
現在は削除されているインスタグラムのプロフィール “crashoutevents “の下で空き家でのパーティーを撮影した写真には、パーティーに参加していたティーンエイジャーらしき姿が写っており、”More mansion parties coming soon “という投稿があった。
グレーター・ロサンゼルス不動産業者協会のアン・ラッセル・サリバン会長は、パーティー参加者が押し入った場合、売り手に莫大な賠償責任が発生する可能性あると警告。招かれざる客が敷地内でケガをした場合、たとえ不法侵入であっても、家の所有者を相手取り訴訟が起こされる可能性があると言う。
対策として、すべての売り手に、空き物件に稼働するカメラを設置するようアドバイスしている。「持ち運び可能なカメラを家の中に設置し、ドアの開閉、人の侵入時などに携帯電話に通知が来るよう設定するように」とサリバン氏はアドバイスする。また、外に人感センサーライトを設置することも勧めている。