歌で、エンターテイメントで 元気なコミュニティに!

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饒波教子  Noriko Yonami

シンガー/ダンサー/エクササイズ・インストラクター

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■エクササイズや歌の指導のほか、カラオケの集いも行う多目的スタジオ「Karin’s Studio」を経営。歌やダンスパフォーマーであり、エンターテイメントショーを主催するクリエイターでもある。https://www.karin-creations.com/

 ガーデナのウエスタン・ブルバード沿いにある「Karin’s Studio」。3周年を迎えたこのスタジオの経営者であり、エクササイズ・ボイスレッスンの指導を行う饒波教子さん。その一方で、歌とダンスをはじめエンターテイナーとしてマルチな活動を続ける。夏にかけてイベント目白押しのLAで出演オファーがあり、さらに忙しくなりそうだ。8月にリトル東京で行われる全米最大の日系の祭典「ニセイウイーク」への出演も決定。「チーム河内音頭」のメンバーと共にパフォーマンスを行う。「『ポケモン音頭』と『炭坑節』を歌う予定です。盛大なお祭をさらに賑やかに盛り上げたい!」

■「ニセイウイーク」(8/12~20)への出演も決定。https://www.instagram.com/teamkawachiondo/


 主宰するKarin’s Studioの名前の由来は、自身が松竹歌劇団(SKD)で活動していた頃の芸名「槇かりん」から。父親の仕事の関係で、子供時代は岡山で育った。「中学の時に風邪で休んでテレビを観ていたら、たまたま宝塚のショーが映ったんです。それで芸事に挑戦したい!と思ったのが始まり。当時、東京にSKDの松竹舞踊学校があって、そこを受験して学校に入りました。歌はもともと得意でしたが、踊りは英才教育を受けて育った周りの子たちにはかなわない。朝一番に稽古場に行って、転んだりしながら猛練習。日舞、バレエ、モダンダンス、演劇、声楽、三味線の稽古で、毎日7時間みっちり叩きこまれました」。1975年にSKDに入団。歌とダンスの華やかなステージでデビューを飾った。翌年には新人賞を受賞。歌い手としても高く評価され、役に恵まれた。SKDは本拠地である国際劇場(浅草)で毎日3回公演、地方公演も行い、一年のうち360日は踊りっぱなしだったという。「海外公演では国賓として、ソ連、東ドイツ、中国、東南アジアの国々に行きました。中国では私たち一行をレッドカーペットで出迎えてくれたのには驚きました」。1980年には『銀河鉄道999』のミュージカルで女海賊エメラルダスに抜擢。「10mほどの高い場所でブランコに乗って、キャプテン・ハーロックと歌うシーンは、忘れられない経験です」

■『銀河鉄道999』でのエメラルダス役。同作品は、約3ヶ月の上演で約20万人を観客動員するなど大ヒットした。


 10年間活躍したSKDを退団後、1987年に妹の住むLAに移住。結婚してサウスパサデナに暮らし、シェフの夫と日本食レストランを経営、3人の息子の子育てに走り回りながら、ボクササイズやピラテスの資格を取り、コミュニティに向けてエクササイズクラスを開いて20年近くになる。

 「人が楽しめるエンターテイメントを作ることが、自分にとっても楽しい!」と満面の笑みをみせる。近年は自身が歌うだけでなく、歌好きダンス好きが登場するエンターテイメントショーの主催にも力を注ぐ。楽しさの裏には、会場探しやチケット販売の苦労もある。「夢は大きく!いつか、みんなが思いきり歌って踊れて、たくさんのお客さんが楽しめる大きな会場を作りたいですね」。

(5/29/2024)

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