LADTの落書きタワーで綱渡りのユーチューバー、市警が犯罪捜査の対象に(5/21)

【ロサンゼルス20日】ロサンゼルス市警は、落書きで有名となったダウンタウンの高層タワー「Oceanwide Plaza」で5月上旬、綱渡りを成功させてその様子をYouTubeに投稿したベン・シュナイダー氏について、犯罪捜査に乗り出した。

 危険な行為を投稿し、「無謀なベン」の名で知られるユーチューバーのシュナイダー氏は5月上旬に、「Oceanwide Plaza」の45階エリアの2つのタワーの間にナイロンテープをはり、約2分間の綱渡りを行なった。

 動画の前半では、警察の目をかいくぐりタワーの敷地内に入り、バスタブの中に隠れる様子なども映っている。

 広さ150万平方メートルの広大な敷地に建つこのタワーは2019年以来空き家で、建設途中の状態で放置されており、ロサンゼルス市と市警は、建物に人が立ち入らないよう取り組みを強化している。市は110万ドルを費やして廃墟となった建物を保護するためにフェンスを設置した。

 建物への落書きが深刻化し、今年初めには逮捕者も出て、半壊したタワーからパラシュートで飛び降りるユーチューバーが現れるなどしたため、法執行機関はパトロールを強化した。

 シュナイダー氏の綱渡りのYouTube動画はその後、削除されている。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。