【ロサンゼルス8日】Woodland HillsのVentura Boulevard上にこのほど、ロサンゼルス市内初のバック駐車専用の駐車エリアができた。車を後進させて駐車するバック駐車は日本ではお馴染みだが、車を出すことが容易になる反面、運転技術が問われることから、反対派と賛成派の両意見が出ている。
市内で初めて、「バック駐車のみ許可」の駐車標識が設置されたのは、Ventura Boulevardの北側、Ponce avenueとFallbrook avenueの間。路上に塗られたペンキに沿って車両を斜めにバック駐車させるかたちで、これまでの縦列駐車よりも多くの車両が駐車できると歓迎の声も出ている。
一方で、店主の多くはこの駐車エリアの新設について知らされておらず、「困惑して駐車できずに去る客がいた」などと言い、店舗の移転を考えていると話す店主もいた。
2015年4月に、このバック駐車専用エリアを設置する案を初めて町内会の会合で発表した元自治会メンバーのScott Silversteinさんと元自治会長のDennis DiBiaseは、「このタイプの駐車場は、ドライバーがサイクリストの通り道からドアを開けないため、より安全な自転車専用レーンを確保できる。また、駐車場から出る際は縦列駐車よりも安全」と説明している。