【サンディエゴ11日】絶滅の危機に瀕している野生馬が、史上2頭目のクローン作出に成功し、サンディエゴ・サファリパークで誕生している。
テキサス州にあるViaGen Pets & Equine社のクローン施設で2月17日、”最後の野生馬 “とも呼ばれるプシバルスキーホースが誕生した。同団体によると、この仔馬とその母馬である国産クォーターホースは、現在サンディエゴ・サファリパークに落ち着いているという。
このクローン馬には、サンディエゴ動物園野生生物同盟のクレバーグ保全遺伝学寄付ディレクターとして働くオリバー・ライダー博士にちなんで、「オリー」という名前が与えられている。
ライダー博士は分子遺伝学、ゲノム研究、遺伝的救済活動の分野における研究活動を監督している。ワイルドライフ・アライアンスによると、博士の努力は 絶滅のリスクを減らし、種の回復に貢献すること に集中している。
この仔馬は、40年以上前にサンディエゴ動物園の野生生物アライアンス生物多様性バンクの冷凍動物園に凍結保存されたオスのプシェバルスキーホースのクローンである、と同組織は説明している。
※画像：Oliver Ryder, Ph.D and Ollie