【ロサンゼルス1日】不動産開発業者「Thrive Living」は31日、サウス・ロサンゼルスのBaldwin Village地区に、800戸のアパートを上階に備えた「Costco」の新店舗を建設する計画を発表した。同コミュニティーで約400人分の新規雇用の創出を目指すという。
建設予定地は、サウス・ロサンゼルスのColiseum Streetと La Brea Avenueの角。かつてView Park Community Hospitalが建っていた広さ5エーカーの土地で現在は空き地になっている。実現すれば、サウス・ロサンゼルスで最初の「Costco」となる。
この建設計画についてロサンゼルス市への申請はまだ行われていないが、今年初めに開発業者が正式に発表。このたび完成予想図が公開された。
開発会社によると、新設される「Costco」は新鮮な農産物と健康的な食品を提供する最新鋭の店舗になる予定。眼鏡のサービスカウンター、薬局、宅配サービスも併設される予定だが、他の店舗にあるフードコートが併設されるかどうかはまだ不明。
一階部分の「Costco」の上に併設される800戸のアパートは、全体の23%に相当する184戸が低所得者向けになる予定。25%が店舗、75%が住宅の複合施設になる計画で、ロサンゼルス市計画局のガイドラインによると、現在の区画整理のルールで認められているよりも多い「単位面積当たりの居住人数」を認める市のインセンティブに当てはまるという。
不動産開発業者「Thrive Living」のジョーダン・ブリル代表は、この建設計画は、カレン・バス市長が取り組むホームレス問題への対処にも役立つと説明。 「Costco」と提携して約400人の地元住民を雇い訓練を実施する計画があるという。家族、高齢者、その他の住民の地域支援を目指し、アパートは、高齢者と低所得世帯の両方に手頃な価格で販売される予定だと述べた。
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