【イースト・ロサンゼルス18日】ロブ・ボンタ加州司法長官は17日、カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(CHP)局イースト・ロサンゼルス署のオフィサー54人を、残業詐欺で起訴した。
起訴されたのは、現職の11人と、すでに退職しているオフィサーの両方で、残業時間を水増しして不正請求した容疑。54人は、重窃盗罪と、不正請求の提示を含む合計302の容疑で罪が問われる。
司法局が公表したレポートによると、残業詐欺で不正請求された金額は22万6,556ドル。ボンタ司法長官は、「コミュニティーの信頼を得るべき機関で、あってはならない行為」と批判した。
CHPオフィサーによる残業詐欺疑惑が浮上したのは2016年の初めで、2018年5月から捜査に着手。レポートでは、残業を証明するために、フリーウェイのパトロール中にドライバーに偽の警告を行い申告していた実態も報告された。