【ワシントン15日】米国は月曜日、Covid19の新たな節目を迎えた。2年近くにわたって米国を苦しめてきたCovid19による死亡者数が80万人を超えたのだ。
NBCニュースの集計によると、コロナウイルスに起因すると確認された死亡者数は少なくとも80万156人に上る。これは、他のどの国よりも多く、ボストン、ワシントンD.C.、シアトルの人口よりも多い数となる。そしてこの数は、さらに増えることが予想される。
NBC Newsのデータによると、33の州と米領ヴァージン諸島では、過去14日間で死亡者数が増加している。
米国疾病管理予防センターの最新のデータによると、米国での7日間の平均死亡者数は1,092人で、前週から27.8%増加している。
ワシントン大学の准教授であり、クリティカルケア肺専門医であるVin
Gupta博士は、2022年のある時点で、米国の死者数が100万人に達すると予想している。そして、「最初の予防接種を受けなかった人たちは、次の予防接種も受けません。防ぐことのできる死がたくさんあるのです。」と語る。
ワクチンは、安全で効果的であることが証明されており、アメリカ人の大多数に受け入れられているが、かなりの少数派の人々がワクチンを躊躇しているために、「ワクチンを受けていない人々のパンデミック」が発生しており、デルタ株とオミクロン株の両方が広がり続けていると、保健当局は繰り返し述べている。