6州で60超える竜巻発生、ケンタッキー州で死者80人超確認、バイデン大統領は緊急事態宣言(12/13)

【ワシントン13日】12月10日夜から11日にかけて、南部ケンタッキー州、テネシー州、ミシシッピ州、アーカンソー州や中西部のイリノイ州、ミズーリ州の計6州で竜巻が発生した。米海洋大気局によると、合わせて61の竜巻が発生したという。

ケンタッキー州のアンディ・ベシア州知事は12日にCNN番組に出演し、「米国史上最も死者が多い竜巻となるだろう」と述べた。ベシア知事によると、1つの竜巻の移動距離は227マイル(約365キロ)にわたっており、これまでに同州で80人以上の死者を確認し、死者数は100人を超えると述べた。

ジョー・バイデン大統領は11日、デラウェア州ウィルミントンで演説を行い、「これは史上最大級の竜巻発生となるだろう」「連邦政府は可能な限りの支援を行う」と述べ、ケンタッキー州に緊急事態が発生していることを宣言し、国土安全保障省や連邦緊急事態管理庁(FEMA)に全ての災害救援活動を調整する権限を与えた。

ケンタッキー州西部のメイフィールドでは、ろうそく工場が竜巻の直撃により倒壊した。工場では当時、約110人の従業員が勤務していたというが、米国メディアによると、8人の死亡が確認されている。

また、イリノイ州南西部のエドワーズヒルでは、米小売り最大手のアマゾンの物流倉庫が一部崩壊し、これまでに6人の死亡が確認されている。

米国自動車メーカーのゼネラルモーターズ(GM)がスポーツカーの「コルベット」を生産するケンタッキー州ボーリンググリーン工場では、竜巻により施設の一部で火災が発生し、同社広報によると、

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。