バイデン大統領、LA港の24時間稼働を発表 物流の滞り改善へ対応策(10/13)

【ロサンゼルス13日】人手不足などが原因で、ロサンゼルス港への入港待ちを強いられるカーゴ船の数が増え物流が滞る中、バイデン大統領は13日、港を7日間24時間体制で稼働させる対応策を発表した。ロングビーチ港でも同様の対応策が実施される予定。
 
ロサンゼルスとロングビーチの2港は、アメリカへの輸入品全体の半分近くを扱っている。対応策の下、ロサンゼルス港ではガーゴを船からトラックへ移動させる作業時間をこれまでの倍に増やし、夜間に積み下ろすコンテナ数を週に3,500個増やすことを目指す。
 
また、メジャーなシッパー元であるWalmart、FedEx、UPS、Samsung、Home Depot、Targetなどは、カーゴ船のコンテナ停滞解消へ、作業を迅速化することで合意した。
 
ロサンゼルスとロングビーチの2港沖では、12日朝の時点で58隻のコンテナ船が入港待ちで、ピークだった2週間前の73隻は下回っている。先週の発表では、50万個もの荷物が積み下ろしを待つ状態で、コンテナ滞留は、配達料金の高騰をまねき、多くの小規模ビジネスに大きな打撃を与えている。

 

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