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全米最大の日本の旧車が集まる『ジャパニーズクラシックカーショー(JCCS)』を運営するテリー山口さん。「500台の車がスムーズに来るようにお膳立てするのは大変。でも、当日はどうにかなっちゃうんです(笑)」と笑う。会場レイアウトや参加審査などの大事な部分はご主人のコウジさんが担当。二人三脚でビッグイベントを作り上げる
Japanese Classic Car Show
主催者
テリー 山口 / Terry Yamaguchi
毎年9月、ロングビーチで『ジャパニーズクラシックカーショー(JCCS)』が開催される。日本の名車、旧車、ノスタルジックカーが一同に会し、全米からカーマニアやコレクターが集まるこのイベントで、第1回から記念すべき15周年となる今年までショーの中心を担うのは、テリー山口さんだ。
車に興味を持つようになったのは、JCCSをともに主催するご主人の影響。ともに洋楽好きで英語にあこがれ、結婚後に2人でハワイへ旅を重ねたのち、ロサンゼルスへ移住した。
2000年ごろ、ご主人を手伝って「趣味の延長のような」車のウェブサイトを作ったことがきっかけとなり、テリーさんも車に詳しくなると同時にどんどん「ハマって」いった。車社会のアメリカでは車好きの女性もめずらしくない。
LAでは夫婦でローカルのカークラブに入り、さまざまなメーカーの集まりに通ううちに車仲間も増えた。「思い出として一度、全部の車を集めよう」と、2005年に初めてカーフェストを開催。
「赤字だったけど達成感があった」というこのイベントへの反響は、テリーさんの想像以上に大きかった。再開催を望む声も多く、それに応えて気づけば15回目。
母体はLAのトヨタクラブ、ダットサンクラブ、マツダクラブのメンバーたち。
「組織というより、ずっと一緒に活動している車仲間とのイベント」という感覚だ。
ショーを始めた当時は「日本車などクラシックカーではない」とアメ車ファンや全米メディアにたたかれたが、テリーさんたちはそんな声に負けず、日本車ファンに数少ない集いの場を提供し続けてきた。
その間、カーショーに参加した有名人が「日本車も十分に歴史がありクラシックと呼べる」と発言したり、LAタイムズなどでも取り上げられ、米国の日本車市場は拡大。欧米でも日本の旧車が認められはじめた。
「うちがカーショーを開催することで、参加者たちは車をきれいにリストアしクオリティーを上げる。北米での日本の旧車のバリューを上げていく上で大きな役目を果たしていると思う」と自負する。
テリーさんは「毎年楽しみにしてくれているファンの人たちがすべて。彼らがいるから続けてきた。カナダから車で来たり、ドイツから飛行機に乗って来てくれたり。がっかりさせられないから、どうにかクオリティーを上げたいという思いがある。
よくここまでやってきたなと自分でも思う」と感慨深げだ。
メーカーのサポートもあり、赤字で始まったJCCSも今や500台が参加し来場者1万人を誇るビッグイベントへと成長。テリーさんの車への愛情、そして努力がその歴史を築き、支えている。

JCCSの母体は各カークラブのメンバーたち。組織として活動するというよりも、十何年も一緒にいる車好き仲間たちとのイベントという感覚だという。毎年、年末から準備に取りかかる

「日本では車を気にしなかった人も楽しめると思う。幼少時代の自分の写真に必ず写っているような車が、米国できれいに直されているのを見てほしい」。さまざまな楽しみ方ができるのがカーショー(Photo Credit: Koji Yamaguchi/JCCS®)
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