【ロサンゼルス12日】カリフォルニア州で開催される世界最大規模の音楽フェス「Coachella and Stagecoach music festibal」をはじめ、数多くのイベントを主催する「AEG Presents」は12日、同社運営の音楽祭やローカル・クラブにおいて、すべてのスタッフと来場者に、新型コロナウイルスのワクチン接種を10月1日から義務付ける方針を発表した。
「AEG Presents」は、「Roxy」「El Rey Theater」なども経営する大手コンサート・プロモーター。方針の下、コンサートやフェスティバルのチケット購入者は、ワクチン接種を完了していなければならず、コロナ検査の陰性証明書は認められない。このような方針を州当局が禁じている州でのイベントに関しては例外となる。また、10月1日までのイベントに関しては、72時間以内に実施されたコロナ検査の陰性証明書で入場できる。
コロナパンデミックの影響を受け、「Coachella and Stagecoach music festibal」の次期開催は2022年に延期されたものの、「AEG Presents」主催のその他のフェスである「Day N Vegas」や「Delaware’s Firefly」の実施が迫っている。ニューオーリンズの「Jazz & Heritage Festival」は、ルイジアナ州でのデルタ株のアウトブレイクにより中止が決まった。