【ロサンゼルス12日】ロサンゼルスのアイコンとして親しまれてきた、ウエスト・ハリウッドのサンセット通りにあるレストラン「Greenblatt’s Deli Restaurant and Fine Wine Shop」が11日、惜しまれながら95年の幕を閉じた。
ウエスト・ハリウッドのこのユダヤ系デリは、ハーマン・グリーンブラット氏が1926年に開店させ、1940年代にカヴィン家が買収。ユダヤ系伝統料理のマツァボール・スープやチョップド・レバー、ボリューム満点のパストラミなどが人気で、マリリン・モンローやジョー・ディマジオ、マーロン・ブランドなど有名人も訪れた。
閉店の知らせは突然、ウェブサイト上に掲示され、多くの常連客らが最後の食事をしようと11日、店に詰めかけた。
閉店の理由は、コロナパンデミックでの経営不振や、従業員確保が困難となったことなどとレポートされている。数カ月前に、店内でのダイニングを再開させたばかりだった。