【ロサンゼルス3日】燃料価格の高騰などで経営難に陥っていた米格安航空会社(LCC)の「スピリット航空」は2日、連邦政府による5億ドルの救済措置の獲得に失敗したことを受け、運航を停止すると発表した。
同社の親会社である「スピリット・アビエーション・ホールディングス」はプレスリリースで、「遺憾ながら、直ちに運航の秩序ある縮小を開始したことを発表する」と述べた。同社は、スピリット航空の全便が欠航となったことを伝え、客に対しては空港へ来ないように求めるメッセージを出した。そして、クレジットカードまたはデビットカードで同社を通じて購入したフライトについては、自動的に払い戻し手続きを行うと付け加えた。
ショーン・ダフィー運輸長官は2日、スピリット航空には、フライトがキャンセルされた旅行者に対し、元の支払い方法へチケット代金を返金するための準備金があると述べた。また、旅行代理店などの第三者を通じて予約した人は、購入先へ連絡すべきだとアドバイスした。同社は、事業停止に関する質問に答えるためのウェブサイトを開設している。
スピリット航空の最終便は、2日に日付けが変わって間も無く、デトロイトからダラス・フォートワース国際空港に着陸し、そこで航空管制官たちがパイロットたちに別れを告げた。
スピリット航空は2024年以降、破産と再建を繰り返しており、ここにきて連邦政府が救済措置を検討していたが実現しなかった。