『スタンド・バイ・ミー』の監督 ライナー夫妻殺害で息子ニックを逮捕 第一級殺人罪で起訴へ |ららら新聞VOL.68

らら三郎(ららら編集部)

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『スタンド・バイ・ミー』の監督
ライナー夫妻殺害で息子ニックを逮捕
第一級殺人罪で起訴へ 

映画『スタンド・バイ・ミー』の監督ロブ・ライナーさん(78)と妻のミシェルさんが14日にブレントウッドの自宅で殺害された事件で、ロサンゼルス郡のネイサン・ホクマン地方検事は16日、夫婦の次男であるニック・ライナー容疑者を特殊事情下での第一級殺人罪2件で起訴すると発表しました。

 ホクマン地方検事は、この容疑には通常仮釈放のない終身刑または死刑の最高刑が科せられますが、本件についてまだ決定を下していないと述べています。

 ロサンゼルス警察のアラン・ハミルトン副刑事部長によると、ニック・ライナー容疑者(32)は14日、南カリフォルニア大学近くのエキスポジションパーク地区で逮捕され、保釈金なしで拘留されています。

 この事件に詳しい情報筋によると、ライナー夫妻は複数の刺し傷を負って発見。ホクマン地方検事は、殺害にはナイフが使用されたことを認めています。

ニック・ライナー容疑者の弁護士は、クライアントが医療上の理由で16日の法廷に出廷しないことを明らかにしました。ホクマン地方検事は会見で、ニック・ライナー容疑者は現在、標準的な手続きである医療上の許可を得ている最中だと述べ、許可が下り次第、起訴状読み上げで法廷に出廷する予定だと語りました。

 警察はこれまで、事件の証拠内容や犯行動機の可能性、ニック・ライナー容疑者の逮捕に至った経緯について詳細を明らかにしていません。記者会見では、容疑者の精神状態や捜査当局への供述の有無に関する質問には回答を拒否しました。

 殺害前夜、ライナー一家はコナン・オブライエン主催の自宅でのパーティーに出席していたそうです。同席者によると、ロブ・ライナーとニック・ライナーは短時間ながら激しい口論を交わしたと証言しています。

 ニック・ライナー容疑者は10代の頃から薬物問題を抱え、15歳でリハビリ施設に入所し、その後も入退院を繰り返していました。父親ロブ・ライナーさんが監督した『Being Charlie』(2015)は、著名な父と薬物依存に苦しむ息子の葛藤を描き、ニック容疑者自身も脚本を手がけました。

 殺害されたロブ・ライナーさんは監督としては、『恋人たちの予感』『プリンセス・ブライド・ストーリー』『スパイナル・タップ』など数々のヒット作を出した。1986年にスティーヴン・キングの中編小説『スタンド・バイ・ミー』を映画化したことで劇的な転機を迎え、1993年にはジャック・ニコルソンとトム・クルーズ主演の『ア・フュー・グッドメン』も手がけています。

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(12/18/2025)

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