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オーディション、そして舞台へ!
今年の8月に、アメリカで初めての舞台に出演させていただきました!
演目はチェーホフの『かもめ(The Seagull)』で、私はニーナ役を演じました。この作品は19世紀のロシアで書かれたものですが、非常にドラマティックで笑いもありつつ、深いテーマを持つ作品です(なるベくネタバレしないように書いたら抽象的になってしまいました…)。
私が演じたニーナは、美しい湖のある田舎町で生まれ育ち、いつかモスクワで女優になることを夢見る純粋な少女。物語が進むにつれて、彼女は家族と の縁を失い、子供を産み、その子を失い、恋人に逃げられ、女優としても複雑な道を辿ることになります。
ピュアで夢見がちな少女が、悲しみと孤独を知って必死に生きる姿に強く惹かれ、いつか演じてみたいと願っていた役の一つでした。
ただ、自分は影のある役や苦しみを知っている役の方が得意だと思っていたため、オーディションで、純粋で天真爛漫なニーナ役に選ばれた結果が届いたときは、本当に嬉しかったです。
リハーサルが始まったときは、これまでの「授業」とは異なるプロフェッショナルな環境や、共演者の皆様の演技についていけず、焦りや不安でいっぱいでした。しかし、個人的には解釈が難しかったシーンも演出家の方に素敵な方向に導いていただいたおかげで、共演者の皆さんとシーンを作り上げることが本当に楽しかったです。リハーサルや役作りの 時間がとにかく大好きで、ニーナの人生、自分の人生、そしてこれまで学んできた演技についての全てが調和した瞬間は、今でも忘れられません。
あたたかいチームに恵まれ、公演後の打ち上げではほとんどの人が涙を流すほど、素晴らしい環境でスタートを切れたことを幸せに思っています。
まだまだ俳優としての道のりは始まったばかりですが、絶やさずに役を演じ続けられるよう必死に頑張ります!!

(12/14/2025)

北川 悠理 (きたがわ・ゆり)
幼少期をロサンゼルスとサンディエゴで過ごし、日本に帰国後、2023年までの約5年間アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動。卒業後、単身渡米。UCSDに留学し、演技と映画制作を専攻。2025年、本格的にLAに拠点を移し演技の専門学校を修了。映画や舞台の脚本執筆、書籍の出版など新米作家としての一面も。
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