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電子レンジで温めたスープを飲もうとカップを手で直接触ったところ、あまりの熱さにその指を思わず耳たぶに。私の行動に周りが爆笑する。「今時、熱いからといって指を耳に持っていく人なんかいないよ!」と。そうか私は時代遅れなのか?とは言ってもこの行動には正義もあるのだ。体の中でも耳たぶは比較的体温が低いため、間違ってはいないのだ。そこで昔からある教訓話を調べてみた。
「夜爪を切ると親の死に目に会えない」昔はロウソクの灯りしかなく、暗かったので、深爪防止の意味合いで使われた。「食べてすぐに寝ると牛になる」単に食べて横になるのは行儀が悪いことらしい。「ミミズにおしっこをかけるとおちんちんが腫れる」おしっこを掛けられたミミズはビックリして液体を噴射、それに触れるとかぶれるらしい。怖いです、くれぐれもかけないように。「雷が鳴ったらおへそを隠す」おへそを隠す事によって前傾姿勢になり身を守る。子供が風邪をひかないようにお腹を出さず布団を掛けて寝るように。理にかなっている。「親不孝すると指にささくれが出来る」これは有難い教訓なのだ。不摂生すると栄養バランスが悪くなり爪に栄養がまわらない。更にささくれが出来ると親の台所仕事を手伝う事も出来なくなる。なるほど。更に見ていこう。
「猫が顔を洗うと雨が降る」これって凄い。猫は湿度や気圧に非常に敏感。雨の前兆で髭が重くなり煩わしくなるため顔を洗う仕草になる。猫の素晴らしい予知能力では。となると同じネコ科であるライオン、トラ、チータも雨の前には顔を洗うのかが気になる。「嘘をつくとエンマ様に舌を抜かれる」舌を抜かれると二度と噓をつけなくなる。昔の親は子供たちに恐怖心を与え学ばせたのでは。食べ物の教訓もあった。「鰻と梅干しを同時に食べない」鰻の脂っこさと梅干しの酸っぱさは刺激が強くお腹を壊しやすい。確かに子供たちには効果的。逆に意味を持たない言葉も。「西瓜の種を食べると盲腸になる」これは都市伝説みたいなもの。むしろ西瓜の種には栄養があり推奨する人もいる。「くしゃみをすると誰かが噂をしている」もそうだ。
こうしてみると今の時代ならネットですぐに調べられるが、先人たちは知恵を絞って子供たちに生きる術を伝えてきた様子が目に浮かぶ。素敵な時代だった。
私は若きデレクター時代「尻に火が付くと本気になるのか」を、お笑い芸人の尻に火をつけて実験した事がある。直線100メートルを、火無し・火有りの2バージョンで走った結果、尻に火をつけたほうがほんのチョット速かった。ゴール後消火器で尻の火を消したが、今なら絶対出来ない企画。昭和の楽しい時代でした。
■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。
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