カリフォルニア州のバー、客の要求で飲み物の“フタ“提供へ 薬物投入防止へ新法案(7/2)

【ロサンゼルス2日】飲み物への薬物投入を防ぐため、アルコール飲料を販売するカリフォルニア州のバーやナイトクラブに対し、客の要求に応じてグラスのフタを用意することを義務付ける新法案が1日に施行された。

 カリフォルニア州のバーやナイトクラブではすでに、飲み物の薬物検査キットがあることを客に知らせる、目立つ看板の掲示が義務付けられている。

 ジョシュ・ローウェンタール下院議員(民主党、ロングビーチ選出)が起草したこの「議会法案2375」は、カリフォルニア・アルコール・ポリシー・アライアンスやサクラメントLGBTコミュニティ・センターといったLGBTQ+やアルコールの安全に関する団体によって支持された。

 法案によると、客の要求がない限り、フタを提供する義務はない。また、店側が選択した場合は、フタに“妥当な”価格を請求するオプションがある。

 タイムズ紙が取材したロサンゼルスのバーやナイトクラブの経営者たちは、この変更に動じていないようで、利用客の安全のためには「取るに足らない」コストだと述べている。

 

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