【ロサンゼルス19日】ゲティ・ヴィラ美術館は、パリセーズ火災による数か月の閉鎖を経て、正式に一般公開される予定だ。
ヴィラは6月27日(金)に一部制限付きで再開する。
職員によると、パシフィック・コースト・ハイウェイの交通量を制限するため、ヴィラは金曜、土曜、日曜、月曜の午前10時から午後5時まで、時間を限定して開館する。予約は1日500名までで、オンラインで時間指定の無料入場予約が可能、駐車料金は以前と同様の25ドルとなっている。
入場は、サンセット・ブールバードは通行不可のため、パシフィック・コースト・ハイウェイからのみとなる
ヴィラは1月7日朝に発生したパリセーズ火災により、敷地が危険にさらされたため閉鎖された。
「ゲッティ美術館のスタッフ、救急隊員、そしてその他関係機関の皆様に深く感謝申し上げます。ヴィラの再開を皆様にお知らせできることを大変光栄に思います」と、J・ポール・ゲッティ・トラストのキャサリン・フレミング会長兼CEOは声明で述べた。
火災発生後、ゲッティ美術館の敷地は徹底的に清掃され、屋内外の清掃、水道システムの洗浄、空気フィルターと水フィルターの交換、そして1,300本以上の損傷した樹木の伐採が行われた。当局によると、敷地外の敷地や植生の一部は焼失したものの、美術作品への被害はなかった。
美術館は次回の企画展を発表しており、「ピュロス王国:古代ギリシャの戦士王子たち」が6月27日から2026年1月12日まで開催される。