生乳摂取した猫2匹が死亡、鳥インフルに感染した可能性あり調査中(12/13)

【ロサンゼルス13日】ロサンゼルス郡公衆衛生局はこのほど、リコールされた生乳を飲んだ猫2匹が死亡したとして、調査を行なっていると発表した。

 同局によると、死亡した猫は、食欲不振や発熱などの鳥インフルエンザに感染した時の症状が出ていたといい、飲んだ生乳に鳥インフルエンザが含まれていた可能性があるとして詳しく調査している。

 ロサンゼルス郡では先月、鳥インフルエンザに汚染された可能性のあるノンホモジナイズの成分無調整の生乳がリコールされ、「The Raw Farm, LLC」によるこの生乳が販売された郡内の10店舗を特定し、消費者に注意を呼び掛けた。

 死亡した猫はいずれも、この「The Raw Farm, LLC」によるリコール生乳を摂取していた。同局によると、2匹はインフルエンザAにも陽性反応を示した。

 これらの猫との接触に関連した鳥インフルエンザの人への感染例は報告されていない。

  同局によれば、猫は感染した鳥や他の動物を食べたり、ウイルスに汚染された環境にいたり、感染した牛から搾乳された未殺菌の牛乳を飲んだりすることで、H5型鳥インフルエンザに感染する可能性があるという。 

 同局は住民に対し、生乳の摂取を避け、冷凍した生乳製品も含め、ペットに生乳を与えないよう強くアドバイスしている。

 ヒトにおけるH5鳥インフルエンザ感染の症状には、目の充血や目やに、咳、喉の痛み、鼻水や鼻づまり、下痢、嘔吐、筋肉痛や体の痛み、頭痛、疲労、呼吸困難、発熱などがある。

 

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