郵便配達員が犬に噛まれる件数、最多はLAの65件 郵政公社が啓発キャンペーン実施(5/31)

【ロサンゼルス30日】米国郵政公社がこのほど、郵便配達中に職員が犬に噛まれた2023年の件数を発表し、ロサンゼルスが最多の65件だった。

 郵政公社は6月2日から、毎年恒例の飼い犬による咬傷(こうしょう)事故防止のための全国的な啓発キャンペーンを展開する。

 今年のキャンペーンのテーマは、「Don’t let your dog bite the hand that serves you」。

 昨年、郵政公社の配達員が犬に襲われた事件は5,800件に達し、全国的に増加傾向にある。2023年に郵便配達員が飼い犬に噛まれた都市別の件数は上位から、ロサンゼルス(65件)、ヒューストン(56件)、シカゴ(48件)、セントルイス(46件)、クリーブランド(44件)。 

 郵政公社は、犬を飼っている家庭は、郵便物の配達時間を把握し、その時間帯は飼い犬を家の中に入れたり鎖につなぐなどの対策を取るようアドバイスしている。

 郵政公社によると、配達員が安全だと感じられない場合、郵便物の配達を停止することができる。配達員の安全性が確保されるまで、郵便物は郵便局で受け取る必要があるという。

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