【ロサンゼルス26日】米マクドナルドはスリランカでのフランチャイズ店との契約を終了し、同国内にある12店舗をすべて閉鎖したと、マクドナルド側の弁護士が今月24日明らかにした。ロイター通信など複数のメディアが伝えている。
国際的な衛生基準を満たしていないとして、米マクドナルド側がフランチャイズのオーナーであるアバンス社を相手取って裁判を起こしていた。高等裁判所はこの訴えを受け、アバンス社側に4月4日までに店舗を閉鎖するよう命じたという。マクドナルド側の弁護士は裁判についての説明を避けたが「基準の問題により契約を終了することを決めた。新しいフランチャイズのオーナーとともに戻ってくるかもしれない」と述べている。アバンス社は1998年に初めてマクドナルドと提携し、スリランカ国内で12店舗を展開してきた。世界のファストフード代表ともいえるマクドナルドは世界の経営に厳しく目を光らせていることがわかる事例だといえる。