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厨子弘太郎
Kohtaroh Zushi
空手家(国際空手道連盟極真会館ウエストロサンゼルス所属)
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昨年11月に空手の世界大会にアメリカ代表として出場した厨子弘太郎さん。4年に一度開催される同大会に出たのは2度目となった。「一瞬の隙をみて一本取られて負けた、とても悔いの残る試合に終わりました。今回は4年前の教訓から、体重を制限して戦いのスタイルも少し変えてトレーニングを積んできただけに悔しい。本当は今回の世界大会でトーナメント試合は引退しようと思っていましたが、ここで辞めたらいけない、ここで辞めたら本当の敗者になってしまう。現役を続行することに決めました」。世界大会に出場する選手の年齢は平均的に20代から30代半ば。現在39歳の厨子さんにとって、次回大会は40歳を超えての挑戦となる。新年を迎え、固い決意と共に4年後への新たな挑戦がスタートした。
宮崎県出身、空手を始めたのは10歳の時だった。「ブルース・リーに憧れて、彼のように強くなりたいと空手を始めました。自分は子供の頃から体が小さくて痩せ気味の体型でした。ブルース・リーが好きな理由も彼は小柄だけど引き締まっていて、ものすごく強かったからというのがあります。でも実際に空手を始めたものの体が小さいので、いつもやられていたし、空手は激しい競技なので恐怖さえ感じたこともありました。それでも父から言われていたのが、『一度始めたら絶対に辞めないこと』。だから、やられてやられてやられても辞めなかった。続けていたら、いつの間にか決勝で戦うようになっていたんです」
21歳で渡米して18年。渡米後すぐに極真空手ウエストロサンゼルス支部長である長谷川師範と出会い、現在、同道場に所属。空手選手であると同時に、カルバーシティのオーシャンチャータースクールで体育教師を務める。「長谷川先生に初めてお会いしたのは、先生が道場を持つ前のことです。先生は空手を心から愛していて、『いつか道場を作る』という夢を実現させ、道場に入ってくる生徒たちを我が子のように大切に指導をされている。ウエストLA道場で学ぶ生徒たちも先生たちも家族のようで、みんなきらきら輝いているんです」

空手道を歩んで30年。自身にとって空手の素晴らしさはどんなところにあるのか。「自分にとって空手の練習は習慣であり、体の一部になっています。打たれて打たれて打ちのめされて辛い悔しい思いをすることもある。その苦しさに耐えていると、年月と共に自分の中に忍耐強さと精神力が養われていく。道場の外でも、例えば仕事でのトラブルとか嫌なことなんて、へっちゃらになってくるものなんです」
そんな厨子さんにとっての次なる戦いの場は、2月4日、リトル東京のアラタニシアターで開催される大会「第18回 USWC2024」だ。今回は軽量級のところをウエイトを増やしてミドル級に出場。また新たなステージへの挑戦が待っている。
(1/16/2024)
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