ランチョ・クカモンガからラスベガスへの高速鉄道建設へ、連邦政府から30億ドルの資金獲得(12/6)

【サンバナディーノ郡5日】ランチョ・クカモンガからラスベガスまでを高速鉄道で結ぶプロジェクトに、米国運輸省が30億ドルの資金提供を行うことが5日に発表された。来年早々に建設が開始される予定となっている。

 このプロジェクトを推進する「Brightline社」によると、路線は距離218マイルで所要時間は約2時間10分、最高時速200マイルで走行する。列車は主にフリーウェイ15号線の中央分離帯を走行し、HesperiaとApple Valleyに駅が設置される予定。同社によると、総工費約120億ドルと見積もられるこの鉄道の建設には、約4年かかる見込み。

 「Brightline社」によると、ランチョ・クカモンガの駅は既存のメトロリンク駅の真横に建設され、ロサンゼルス・ダウンタウンへの運行サービスを含め、メトロリンクの地域サービスへのリンク拡大を目指す。

 KCALの取材に答えた地元住民は、「高速列車があれば飛行機でラスベガスに行く手間が省ける」と語った。

 カリフォルニアのニューサム知事事務所によると、セントラル・バレーでは、ロサンゼルスとサンフランシスコを結ぶ高速鉄道プロジェクトの建設に約31億ドルの追加資金が提供された。

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