【サンフランシスコ10日】カリフォルニア州保健当局は、海岸を訪れる人やペットの飼い主に対し、鳥インフルエンザ(H5N1)の感染拡大に注意するよう警告を出した。州内では海洋哺乳類にも感染が確認されており、ビーチでの野生動物との接触を避けるよう呼びかけている。
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州公衆衛生局(CDPH)によると、サンマテオ郡のアニョ・ヌエボ州立公園で北方ゾウアザラシの子どもから鳥インフルエンザが初めて確認された。これはカリフォルニア州で海洋哺乳類に感染が確認された初めてのケースだという。
専門家によると、鳥インフルエンザは本来鳥類で広がるウイルスだが、近年はさまざまな哺乳類にも感染する例が報告されている。今回のケースでは、海岸で生活するアザラシの子どもに感染が見つかり、野生動物への広がりが懸念されている。
当局はビーチを訪れる人に対し、生きている動物や死んだ動物に近づいたり触れたりしないことを強く求めている。また、犬などのペットが野生動物に近づかないよう、海岸ではリードを付けて管理することも重要だとしている。
さらに、病気の動物や死んだ鳥・アザラシなどを見つけた場合は、直接触れずに専門機関へ連絡するよう呼びかけている。感染拡大を防ぐため、一部の海岸では立ち入り規制やツアーの中止などの措置も取られている。
一方で、州当局は一般の人への感染リスクは現時点で非常に低いと説明しており、アザラシから人へ感染した例は確認されていないとしている。ただし、野生動物との接触を避けることが、感染予防の最も重要な対策だとして注意を促している。
春の暖かい気候で海岸を訪れる人が増える中、専門家は「野生動物とは十分な距離を保つことが、人とペットの安全を守ることにつながる」と呼びかけている。
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