火災被害の10FWY、21日までに再開の見通し 「修復工事に数週間」から一転し知事が発表(11/17)

【ロサンゼルス16日】カリフォルニア州のニューサム知事は16日、火災により閉鎖されているロサンゼルス・ダウンタウンのフリーウェイ10号線の5車線すべてが、感謝祭直前の21日までに、予定より数週間早く再開する予定だと発表した。

 ニューサム知事は、「作業員、努力、物資を”倍増”させることで再開のスケジュールを早めることができた」と説明。すでに修復作業に当たっている250人の作業員に加え、さらに250人を追加投入するという。

 カリフォルニア州運輸長官のトックス・オミシャキン氏によると、カルトランスは、危険物のテストと除去、フリーウェイと道路の閉鎖、構造物の可能な修復のために、請負業者の雇用などに300万ドルの緊急契約を確保したという。

 フリーウェイ10号線のAlameda StreetとSanta Fe Avenue間は、11日早朝に発生したパレット火災で被害を受け通行止めとなっており、修復工事に3~5週間かかる見通しが14日に発表されたばかりだった。フリーウェイ10号線はI-5、U.S.101およびSR-60の各フリーウェイとも接続していることから、この部分の閉鎖は約30万人の通勤の足に影響を及ぼしている。

 この火災は放火によるものとみられ、警察当局が犯人を捜索中。

 フリーウェイ10号線の閉鎖に伴い、ロサンゼルスではCommuter Express busなどの無料乗車サービスが実施されるなどしており、カレン・バス市長は公共交通機関の利用を促していた。

 フリーウェイ10号線の工事現場には、通勤者向けに新しいウェブサイトが設置され、ライブカメラで修理の進捗状況を確認できるようになっている。このサイトは、https://dot.ca.gov/fix-10

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