認知症の87歳男性宅にホームレスの男 強盗目的、男性は死亡(11/2)

【ガーデングローブ2日】ガーデングローブのアパート(9900 block of Central Avenue)で1日夜7時半頃、ホームレスの男が住人のチュオン・ファムさん(87)を殺害する事件が起きた。

 通報を受けた警察が同アパートに駆け付けた時、ファムさんの息子と近所の住人らがホームレスのマリオ・ブランカト容疑者(26)を取り押さえており、同容疑者は警察に逮捕された。

 被害者のファムさんは別の部屋で意識のない状態で発見され、病院に運ばれたが死亡が確認された。

 ファムさんの息子によると、ファムさんは認知症を患っていた。Ring Security Cameraの映像によると、ファムさんはブランカト容疑者とともにアパートに帰宅し、穏やかに話したり写真を見せたりしていたという。息子らは、ブランカト容疑者と面識がなかったことや、同容疑者が父親のアパートに1時間も留まっていたことを不審に思い、アパートに駆けつけると、暴行を受けている父親を発見。逃げようとした容疑者を、近所の住人らと協力して取り押さえた。

 ファムさんのもう一人の息子も別の家からアパートに駆けつけ、父親が電気コードで両手を縛られ、床に血だまりができた状態で横たわっているのを見たという。防犯カメラには、見知らぬ男が父親を怒鳴りつけ、アパートの中を物色している様子が映っていたという。

 ファムさんの息子は、「単独で暮らす高齢の親がいる場合、見知らぬ人と話したり家に入れたりしないように伝えて」と注意を呼びかけた。

 

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