いじめで中学生死亡、学校区が遺族に2,700万ドルの和解金 リバーサイド郡モレノバレー(9/14)

【リバーサイド郡13日】リバーサイド郡のモレノバレー統一学校区は13日、Landmark Middle Schoolで2019年にいじめによる負傷が原因で死亡したディエゴ・ストルツ君(当時13歳)の遺族に、2,700万ドルの和解金を支払うことで合意した。

 遺族の弁護士によると、これはいじめ関連の和解金としては全米最大だという。

 ディエゴ君は2019年、校内で2人の生徒に顔面を殴られて倒れた際にコンクリートの柱に頭をぶつけた。弁護士によると、いじめっ子の1人はディエゴ君の顔を殴り続けたといい、ディエゴ君は外傷性大脳損傷を負い、9日後に死亡した。

 主任弁護士のデビッド・リング氏によると、ディエゴ君の家族は、ディエゴ君が何度もいじめられ、殴られていたことを学校に伝えていたという。学校側は、いじめた生徒らを停学処分にすると家族に約束していたが、ディエゴ君が死亡する前日、成人の姉と共に副校長にいじめについて訴えた際にも何の対処もなかったという。

 いじめに関与した14歳の少年たちは、保護観察とアンガーマネージメントのクラス受講を言い渡され、少年院で1カ月強服役した。ディエゴ君の死を受け、Landmark中学校は新しいいじめ報告システムを作り、職員への研修を強化した。

 

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