【ロサンゼルス15日】ロサンゼルス郡公衆衛生局が12日に発表した報告書によると、2019年から2021年にかけて、郡内のホームレスの死亡率が55%も跳ね上がっており、フェンタニルとメスの過剰摂取が原因であることが明らかになった。
報告書によると、ロサンゼルス郡で死亡したホームレスの人数は2019年に1,289人、2021年には2,201人。10万人あたりの死亡率は2019年が2,056人で、2021年には3,183人まで上昇した。
死亡者数増加の要因は薬物の過剰摂取が大きく、2020年と2021年の死亡者数の40%を占め、平均すると1日に2人が死亡した計算。薬物の過剰摂取による死亡率は、2019年から2021年にかけて2倍に増えている。
同じスパンで、フェンタニルの過剰摂取による死亡は3倍近くになり、2019年から2020年にかけて20%から58%に跳ね上がった。20211年には、そのフェンタニルの過剰摂取の71%にメタンフェタミンも含まれていた。
報告書ではまた、死因の第2位は冠状動脈性心臓病で、2020年と2021年を合わせた死因の14%を占めたこともわかった。第3位の死因は交通事故によるもので、殺人とコロナ感染がそれに続いた。
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