AMC映画館、座席の位置により3段階の値段設定 午後4時以降に適用(2/7)

【ロサンゼルス6日】米国最大の映画館チェーン「AMC」が、座席の場所によってチケットの値段を3段階に設定して販売する新方式「Sightline」を、年末までに全米にある約1,000カ所の映画館すべてで実施すると発表した。前方の座席は安く、中央の座席は高くなるといい、午後4時以降の上映に適用される。
 新方式によると、映画館の中央部にある「Preferred」エリアの座席が最も高値で、若干のプレミアム価格で販売される。「Standard」エリアは従来のチケットの値段、「Value」エリアは館内最前列で最も安い値段でそれぞれ販売される。

 「AMC」のマーケティング責任者のエリオット・ハムリシュ氏はプレスリリースで、「AMCのSightlineは、その他多くの娯楽施設で採用されているアプローチで、体験を基にした価格設定は映画ファンが新たな映画の価値を見出す手段になるだろう」と述べている。米国以外の映画館でも、座席の場所によって値段に差をつける同様の方法が実施されているところが多いという。

 「Sightline」ではまた、「AMC」の会員制プログラム「Stubs A-List」に登録すると、追加料金なしで「Preferred」エリアの座席を利用できる制度も実施する。

 

 

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