フェンタニル過剰摂取死の生徒の親がLAUSDを提訴  再発防止へ安全管理の見直し求め(12/14)

【ロサンゼルス14日】ハリウッドのヘレン・バーンスタイン高校のトイレで今年9月に生徒のメラニー・ラモスさん(15)がフェンタニルの過剰摂取で死亡した事故で、ラモスさんの母親が14日、ロサンゼルス統一学校区(LAUSD)を相手取り訴訟を起こした。母親は、訴訟は金銭目的ではなく、再発防止へ学校区レベルでの安全管理体制の見直しを求めるためだと訴えた。

 ラモスさんの家族によると、同校で薬物の問題があることを学校区は以前から認識しており、今年に入り生徒の薬物過剰摂取の可能性に関する通報が6件あった。それにもかかわらず学校区側は十分な対策を取らなかったとし、校内の警備とパトロールを増加し生徒にもっと注意を払うよう求めている。

 ラモスさんの事故では、行方不明の届け出があってから数時間後の夕方、他の生徒の親によってラモスさんは発見された。ラモスさんの叔母は、他の生徒の親がいなかったらラモスさんは翌日まで発見されなかっただろうと述べ、学校側を批判。他の親に同じ苦しみを味あわせたくないと話した。

 LAUSD側は、係争中の訴訟についてのコメントはできないとしつつ、生徒と職員の安全は常に最優先であると述べた。

 

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