加州で最も危険な道路は「Cajon Pass」 2年間で最多19件の死亡事故(10/11)

【ロサンゼルス10日】カリフォルニア州の交通事故を分析し、道路の安全な利用を働きかける「Monkeygeek.com」はこのほど、サンバナディーノ郡のカホン・パス(Cajon Pass)が、州内で最も危険な道路だという調査結果を発表した。

 カホン・パスは、ヘスペリアを通過するI-15のわずか5マイルの区間の名称で、ラスベガスへ向かう峠の道。危険運転が多く報告され、ブラインド・コーナーも多い。

 「Monkeygeek.com」のデータによると、2017年から2019年の間に、Cajon Passで起きた車の死亡事故は19件。ここからほんの数マイル先にあるApple ValleyのBear Valley Roadでは13件の死亡事故が起き、危険な道路ランキングの9位に入った。

 その他、コルトンからサンバナディーノまでの215号線、メニフィーの州道74号線、ガーデングローブを通るオレンジ郡の22号線、ノーウォークとセリトスの間のロサンゼルス郡の605号線の一部がトップ10に入った。

 「Monkeygeek.com」は、道路自体にも危険性があるが、それとともにドライバーの間違った行為がこれらの死亡事故を招いていると警告。例えば、死亡事故全体の27%が飲酒運転、さらに28%がスピード違反が原因とされている。また、携帯電話の操作、後部座席の子どもに話すなど、道路から目をそらす行為も事故の原因になることが多い。「Monkeygeek.com」は、教習所で習ったことを思い出し、安全運転を心がけて、と呼び掛けた。

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