オ郡で昨年、アジア系とLGBTQへのヘイトクライムが急増(9/15)

【オレンジ郡15日】オレンジ郡人間関係委員会が発表した報告書によると、同郡内で昨年、人種差別が理由のヘイトクライムや事件が2020年に比べて6%増加した。歴史的に見て、オレンジ郡でのヘイトクライムは大幅に増えており、5年前と比較してヘイト活動が165%も増えている。

 同郡では2021年に、97件のヘイトクライムと、301件の刑事告訴に至らない事件を含む、合計398件の憎悪犯罪が報告された。2020年も、オレンジ郡で報告されたヘイトクライムの件数は112件と多かったが、刑事告訴に至らない事件は263件と翌年に比べると少なかった。全体として、郡内では昨年、2020年に比べてヘイトクライムと事件が6%増加したことになる。

 ヘイトクライムのうち、56%が人種関連、21%が宗教が動機、23%が性的指向が原因によるものだった。報告されたヘイト事件のうち、暴力行為に至った事件の65%が人種を理由としたもので、29%は宗教が理由だった。

 また、ヘイト事件の被害者の大半にあたる51%がアジア系だった。報告書によると、2021年に報告されたヘイトクライムのうち10件がアジア/太平洋諸島民に対する犯罪で、2020年から43%増加した。刑事告訴の基準を満たさないアジア系/太平洋諸島民に対するヘイト事件はさらに多く、2021年には153件が報告され、前年比で164%の急増となった。 

 ゲイやLGBTQに対するヘイトクライムも2021年に急増した。報告書によると、このカテゴリー中22件は性的指向の偏見を動機としており、2020年から83%も急増した。

 

 

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