ゴルフやスポーツエンターテイメントの 醍醐味を届ける架け橋になりたい
米澤 有 (Yu Yonezawa)
プロゴルファー
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米澤 有(よねざわ・ゆう) プロゴルファー
大阪府出身。同志社大学卒業後、2012年にプロテスト合格。ステップアップツアーやレギュラーツアーに出場するかたわら、TVや雑誌をはじめとしたメディアでも活躍(ホリプロ所属)。そのほかゴルフレッスンやゴルフイベント、企業コンペなどにも登場。
現在、BS12のゴルフ番組『ゴルフ女子 ヒロインバトル』にレギュラー出演。女子プロゴルファーや、タレント、モデル、インスタグラマーたちがペアを組み、3チーム対抗のペアマッチで、9ホールをラウンド。ホールごとに獲得した合計ポイントによって優勝チームが決定!
インスタグラム@yu.u.yonezawa
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8月半ば、米国女子ツアー出場をかけたクォリファイングトーナメント(QT)に挑戦のため短期渡米。ロサンゼルスに滞在中のプロゴルファー、米澤有選手に話を聞いた。
「私はアメリカや海外でゴルフをするのが好きで、コロナ禍前からずっと米国ツアーQTに挑戦したいと思っていたんです。ようやく今年は念願の初挑戦が叶いました。海外の選手と一緒にコースを回ったことで、まず目の当たりにしたのは、パワーの違い!日本のレギュラーツアーではないことなんですけれど、アメリカの選手と回っていると軽く30ヤードは置いていかれます。日本とアメリカでは芝や砂質も全然違うので、プレーの仕方やクラブのセッティングも変えなければならない。環境の違いで戸惑うことはありますが、それによって自分の技の幅も広げられたり、発見や課題が見つかったので来年夏にもう一度チャレンジしたいと思っています」
ゴルフ好きの祖父や父の影響で、幼いころからゴルフクラブを持ち始めた。「初めは球も打たずに、家の前でクラブで素振りばかりして遊んでいたんです。それで実際に練習場へ連れていってもらったら、かなりの距離を球が飛んでいきました。それが楽しくて、小学生の頃からショートコースを回るようになりハマっていきました」
高校の時には「大阪府高校ゴルフ選手権」で優勝、2007年「西日本女子パブリックアマチュアゴルフ選手権」、2008年「朝日杯争奪日本女子学生ゴルフ選手権新人戦・女子の部」で2位の成績をおさめ、大学卒業後の2012年にプロテストに合格。しかし、プロ1年目からスランプに悩む日々が続いた。「私はゴルフ歴は長いものの、プロとして向き合い始めたのは大人になってからでした。実際に試合に出てみると、自分の技量の低さという壁にぶち当たりました。スコアも全然ダメ。ゴルフを辞めるしかないとまで落ち込んでいた時、気分転換にアメリカに行ってゴルフをしてみたら楽しいっていう感覚が戻ってきて、ゴルフへのやる気も復活。もう一度『基本のき』からやってみようと、ゴルフと向き合い基礎から積み重ねていってQTでの成績も良くなっていきました」
コロナ禍前に渡米した際、カリフォルニア滞在中には試合の合間に、ラスベガスやパームスプリングスなど各地の有名スクールに足を運んでレッスンを受けたり、ゴルフ場を巡った。「アメリカではまず、来夏のQTに再挑戦して試合に出場したい。それと、アメリカには日本にはないような壮大なゴルフコースもあって、日本とはまた違うゴルフの楽しみ方ができます。そんなアメリカのゴルフを日本のゴルフファンの人たちに紹介したり、野球やバスケなどスポーツエンターテイメントの醍醐味を届けられるような『架け橋』になりたい、それが私の夢です」。
(6/21/2022)