LA郡サル痘感染が2週間で2倍以上 「一般住民の感染リスクは非常に低い」(8/19)

【ロサンゼルス19日】ロサンゼルス郡でのサル痘感染者数(累積)が、この2週間で2倍以上に増加しており、郡当局は、感染経路の追跡とターゲットを絞ったワクチン接種の強化へ取り組んでいる。

 郡内のサル痘感染の約15%が、郡人口の約22%が住むサンフェルナンドとサンタクラリタ・バレーに集中している。症例の報告が最も少ないのが、アンテロープバレーとサンガブリエルバレー。

 ロサンゼルス郡公衆衛生局のデータによると、19日時点で、郡内で1,105件のサル痘感染(累積)が報告されている。今週になり初めて、刑務所とホームレス・シェルターでの感染者が出た。ロサンゼルス郡のサル痘感染者の年齢中央値は35歳。

 サル痘は、感染者との皮膚の接触などにより広がるとされており、同郡公衆衛生局の担当者は、「ロサンゼルス郡で症例が増加しているが、一般住民の感染リスクは引き続き非常に低い」と述べた。

 感染者の性別が記載されている郡のデータによると、感染者の約98%が男性で、性的指向が判明しているケースの98%は、ゲイかバイセクシャルと自認する人が占めている。 

 ロサンゼルス郡は、先週の時点で43,000回以上のジンネオス・モンキーポックス・ワクチンを受け取った。その91%がすでに投与され、今週から2回目のワクチン接種がスタートしている。18日には、さらに29,000回分のワクチンが配当されたという。

 ロサンゼルス郡のサル痘ワクチンの接種対象者は、過去14日間に複数のセックスパートナーと性交渉したゲイかバイセクシャルの男性、またはトランスジェンダーの人たち。HIV感染者を含め、免疫力が低下している人も優先的にワクチン接種が受けられる。 

 

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