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ロサンゼルスのサウスベイエリアのアパートや一軒家などの居住施設と、オフィスやストアなどの商業施設を対象に害虫駆除サービスを提供する「Y’S PEST CONTROL 」を運営する佐久間友輔さん。
Y’S PEST CONTROL : https://www.yspestcontrol.com/

　アメリカで一般的に「エクスターミネーター」または「ペストコントロール」と呼ばれる害虫駆除のプロフェッショナル。「Y’s Pest Control」社を運営する佐久間友輔さんもロサンゼルスのサウスベイエリアのアパートや一軒家などの居住施設と、オフィスやストアなどの商業施設を対象に害虫駆除サービスを提供している。「害虫駆除には農業関連などのものもありますが、弊社では、人体や建物に影響を及ぼすのを防ぐための駆除を請け負っています。アリやクモ、ネズミなどを退治するのはもちろん、害虫に食べられた建物の木材部分の修繕も行います。例えばネズミ退治の場合、彼らが入ってくる侵入口を見つけてそこを封鎖してワナを仕掛けるための工事を行ったり、屋根裏でネズミが食いちぎったり、糞尿によって傷んでしまった断熱材を取り換える作業を行います」

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　山形県出身。２００５年に、子どもの頃から憧れていたアメリカに渡った。ロサンゼルスで３年間学校に通った後に就職したものの、リーマンショックの影響でレイオフとなった。「夢を追い求めて来たこのアメリカで力強く根を張って生きていくために、あまり人が選ばない、かつ社会の人々に必要とされて需要のある仕事をやってみようと思いました。正直をいうと、虫は苦手だったんですけれど（苦笑）」。２０１０年に日系の害虫駆除会社に入り、厳しい上司の下で知識や経験を深めていった。「この仕事を始めたばかりの頃は、毎晩、虫に追いかけられる悪夢にうなされたものです。仕事が厳しくて何度も辞めようと思いましたが、社長さんの温かいサポートや厳しい上司の指導のおかげで、今の自分があると心から感謝しています」

　２０１８年に独立して会社Y’s Pest Controlをスタートした。害虫駆除業者としてビジネスを行うには、カリフォルニア州のペストコントロールライセンスを取得するほか、害虫や薬品に関する専門知識や、安全面や衛生面の知識を網羅する必要がある。「カリフォルニアは衛生面での規制が厳しくレギュレーションも頻繁に変わるため、常に勉強して情報をアップデートしています。また、害虫は生き物ですから駆除のキホンをおさえていてもなかなか問題が解決されないことも多いため、根気強く真剣勝負で向かわないと良い結果が生まれないんです」。そんな戦いの日々で、害虫トラブルが解決してクライアントのホっとした笑顔を見ると、自分が人の力になれているんだという自信に繋がるのだと話す。

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　「アメリカ生活の醍醐味とは、アメリカンドリームを追い求めることにある」と話す佐久間さん。もともと芝居が好きでアクティングにも挑戦したい夢を持つ。自分の好きなことやビジネスを通して、出会う人々をハッピーにできるように、しっかりとアメリカの地で生きていきたい」。

(7/19/2022)

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