【オレンジ20日】オレンジ郡の住宅価格の中央値が初めて、100万ドルを超えた。
不動産ブローカーのブレット・スミス氏は、パンデミック以来、不動産の回復が目覚ましいことが背景にあると説明。パンデミックによる巣ごもりで、人々はより広い住居スペースや転居の必要性を認識し、それが住宅ブームを引き起こしたと分析した。
スミス氏によると、サンファン・キャピストラーノの2つの物件は、2日間で9件のオファーを受け、そのうちの1件は、希望価格を22万ドルも上回る価格で売れた。最新データによると、郡内83の郵便番号のうち45で、少なくとも100万ドル以上する住宅が売りに出されており、多くの人は他に選択肢がないという理由から、高過ぎると思われる価格でも支払い住宅を購入するという。
一方、過去1年間で不動産市場は活性化したものの、3月の販売数は減少し、4月も同様に減少する見通しが出ており、これは2009年以来のこと。
スミス氏は、在庫が少なく、金利も上昇している今、状況は確実に悪化していると話す。金利の上昇で買い手が減ったとはいえ、売り手市場であることに変わりはない。これまでは週末のみで売れた物件が、売れるまで数週間かかる可能性はある、と予測した。