カリフォルニア州とLA郡で3月12日、学校でのマスク着用義務を解除(2/28)

【ロサンゼルス28日】カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は28日の会見で、K-12の学校とチャイルドケア施設での生徒とスタッフへのマスク着用義務を、3月12日付けで解除すると発表した。学校区と郡には、これよりも厳しいマスク着用ルールを独自の選択で実施することも許可した。

ロサンゼルス郡公衆衛生局も28日、州当局の発表に合わせるかたちで、K-12の学校とチャイルドケア施設での屋内マスク着用の指針を、3月12日付けで「義務」から「強く勧める」へ緩和すると発表。マスク着用の継続を希望する生徒らがまだ大勢いることを念頭に置き、学校区側は、教職員や保護者、そして生徒らと相談し、各学校区の安全維持にふさわしい指針を独自に決めるよう求めた。学校区によっては、今後もマスク着用義務を継続するところも出てくると予測される。 

オレゴン州とワシントン州でもまた、3月12日付けて校内のマスク着用義務の解除を決めている。

 
3月1日から、ワクチン未接種者も公共の場でマスク不要に 

さらにニューサム知事は、3月1日から、ワクチン未接種者に対しても、多くの公共の場においてマスク着用を不必要とする指針を発表した。これまで通り、ヘルスケア関連施設、公共交通機関、空港、刑務所、ホームレスシェルター、ナーシングホームでは、ワクチン接種の有無に関係なく今後もマスク着用が求められる。

カリフォルニア州では2月16日に、ワクチン接種完了者に対して、レストランやリテイル店といった屋内でのマスク着用義務が解除され、ロサンゼルス郡でも25日にマスク着用義務が緩和された。

全米第2の規模のロサンゼルス統一学校区は先週、キャンパス内での屋外マスク着用義務を解除した。カーン郡のテハチャピ統一学校区では、マスク着用をめぐり保護者と対立。学校での生徒のマスク着用の選択権を親に与えるよう知事に求め、教育長が25日に学校を閉鎖する事態に発展していた。
 
 

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