「ワクチン接種義務化はプライバシー権の侵害」、LA郡の消防士574人が提訴(11/4)

【ロサンゼルス4日】ロサンゼルス郡の消防士574人らがこのほど、郡が定めるコロナワクチンの接種義務化がプライバシー権の侵害にあたるとして、訴訟を起こした。

 原告は、消防士574人とその他消防署職員を代表する非営利団体「LA County Free Foundation」。ワクチン接種義務化のルールが、憲法で保護されている自主的なプライバシー権の侵害にあたると訴えている。

 訴訟では、消防士らへの郡のワクチン接種義務化を禁止し、ワクチン未接種でも働き続けることができるよう、代替策を講じるなどの裁判所命令を求めている。さらに裁判長に対し、ワクチン未接種の消防士への差別を禁じるよう指示を求めた。

 ロサンゼルス郡のワクチン義務化は10月1日から実施されており、未接種の職員らには、書面の通知を受け取ってから45日以内のワクチン接種を要求。これに従わない職員らには、解雇が言い渡される場合もあるとしている。

 ロサンゼルス郡の公的機関では、消防署の他にシェリフ局でもワクチン接種義務化に反対する一定数の職員がおり、このままだと人手不足につながる可能性が懸念されている。 

 

 

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